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はじめに

【執筆者】かめたーとる
【プロフィール】
ADHD当事者。大学でのキャリア教育や就職活動支援、企業での障害者雇用の研修講師を務める。

 

はじめまして。
「ADHDフリーランスのフリーダムなブログ」著者かめたーとると申します。

私は発達障害当事者で、ADHD(注意・欠陥多動性障害)と診断されている。
私の場合、不注意優勢型として、ミス・失くし物・忘れ物が非常に多く苦労が絶えない。

 

・よく自分の物と他人の物を間違えて持って帰るが、あろうことか女子の笛を持って帰り、しばらく変態扱いされた
「疑惑のリコーダー事件」
(決してなめていない。そもそも本人は翌日指摘されるまで気づかなかった)

 

・数学のテストで式をきちんと書いて答えを5と導いたのに、解答欄に10と書いた
「答えが勝手に2倍事件」

 

・その時、計算ミスが一カ所あり、正解が10でなぜか得点した
「二重のミスが奇跡事件」

 

・囲碁部に一時期いたことがあるのだが、昇級できる実力を身につけながらも試合で読みをミスし、石を大量に取られ昇級できない
「あだ名はミスターミス事件」

 

・合宿で財布がなくなったと大騒ぎし、全員監視のもとでお互いのかばんを見せ合う騒動になったものの、自分のかばんの奥底から発見されしばらく言い出せなかった
「私は貝になりたい事件」

 

・お客様で下の名前が「ヤスノリ」さんという方がいたが(先方の会社の方がそう言っていた)、苗字が「ヤスノリ」と勘違いし、初対面からしばらく「ヤスノリ」さんと言い続けていた
「欧米ビジネスマン風ファーストネーム事件」

 

・ビジネスメールの常套句、「いつもお世話になっております」というメールを客先に打つはずが、「いつもオセアニアっております」と書いて送ってしまい、先方社内に衝撃を引き起こした
「恥ずかしさのあまりオーストラリアに逃亡したい事件」

 

思い出すときりがない。。。

今この記事読んでいる定型発達の(発達障害でない)方々、もしかして「これくらいなら笑える」「まぁ許容範囲内」と思ったかもしれない。

しかし、同じ教室・職場の方が度々このようなミスを繰り返すと考えてみて欲しい。
最初は笑えても、だんだん笑えなくなる。

でも、本人は頑張っているのだ。

さて、話を戻すと、私は、ADHD特性から日常生活・学校生活・就職活動・仕事でさまざまな困難とぶつかった。
その困難を乗り越えたこともあれば、乗り越えられなかったこともある。

「ADHDフリーランスのフリーダムなブログ」では、そんなエピソードを思いつくままに書いていく。
本サイトをご覧のみなさまにとって一つのヒントになれば、とても嬉しい。

「ADHDフリーランスのフリーダムなブログ」の記事一覧
 

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは

ADHDは「不注意」「多動」「衝動性」を特徴とする発達障害のひとつです。
*ADHDについて(参考)
「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html

 

【かめたーとる】
ADHD(注意・欠陥多動性障害)の診断を受けた当事者。大学卒業後、金融機関を経てベンチャー企業に出向。そこで不適応を起こして逃げるようにフリーランスに。小・中学生対象の塾講師を経て、現在は様々な大学でキャリア教育、就職活動支援の講師をメインに仕事を行なっている。特性上、数々の失敗体験、不適応体験を持つ。発達障害者の就労、ADHDの特性の記事などを担当するはずが、思いつくままに記事を書いている。

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