飽きっぽさ

ADHDの特性の一つとして「飽きっぽさ」が挙げられる。
私も非常に飽きっぽい。※1

マイブームが来ると、一気にハマる。
それが長く続かず、次に別のものにハマる。

私の場合、マイブームにハマるとだいたい2~3ヶ月。
そしてある日、急にそのブームが去る。


今までのブームとして、

・コンビニおでん。その時は毎日別のコンビニでおでんを買っていた。
 当時、すべてのコンビニのおでんの値段、品目、味を掴んでいた。
 変化が激しいので、今は全くわからない。

・切手。何かをきっかけに集めはじめ、かなり収集した。
 しかし、2~3ヶ月で情熱を失い、タンスにしまわれていた。
 そのうち、お金が足りなくなり、全部売った。

・ダイエット。スイッチが入ると急に始まる。
 その間は食事管理、運動とも徹底的に行う。
 2~3ヶ月で約10kg落とす。飽きたらラーメンを食べまくる。
 いうまでもなく、リバウンドしやすい。

・本。スイッチが入ると、特定の分野の本を2~3ヶ月で10冊程読む。
 そして飽きると全く読まなくなる。
 ちなみに、今まで脳科学、ポジティブ心理学、戦国時代、幕末、禅、
 アガサ・クリスティ、某長編ライトノベルなどにハマってきた。

このようなマイブームを繰り返した結果、何が起きるか。

広く薄い知識・経験がたくさん残るのだ。
他の方の2~3ヶ月よりは濃いみたいだが、それでも本格的にやっている方からみると、入り口で終わったように見えるだろう。
ハマって買ったが、もう使わななくなったものも我が家には多い。
(嫁いわく「ただのガラクタ」)


仕事に関してはどうか。
デメリットは多い。

とにかく、何かを継続するのが苦手なのだ。
「継続」「コツコツ」が私は本当に苦手だ。

2~3ヶ月が過ぎたら、飽きてきて苦痛になることが多い。
となるとモチベーションが下がりがちだ。
成果にも響いてくる。※2

しかし、2~3ヶ月取り組んだところで、その趣味、仕事の真の面白さはわからない。
そういう意味では私は表面的にしか物事を楽しみにくいのかもしれない。


では、飽きっぽさは損なのか?

そうは言い切れないと思っている。

ネガティブな言葉である「飽きっぽい」
という言葉を、ポジティブに置き換えると、
「好奇心が旺盛」「新規追求性がある」とも言える。

私の場合、好奇心が仕事で大きく役に立っている。
現在の私の仕事は講師業、人前で話す仕事だ。

相手に伝えるためには、その分野の専門性は当然求められる。
ただ、様々な知識に触れておくことで、話の幅が広がり、
聴く人の興味を引くことができる。

私の講義アンケートによく書かれる項目として、
「面白かった」
「知識が広がった」
「その分野を学ぶ意味がわかった」
と書かれることが多いが、広く薄い知識が活きているのではないか思う。


同様に以前、金融機関で営業をしていた時にも、
この好奇心は役に立った。

特殊な種類の営業で、ベンチャー企業の社長と飲みに行くことが多かった。
その時に、話を合わせられるネタが多いのだ。

薄く広いから、話を合わせられるネタがあれば、
「教えてください。」と言う。

相手は気持ち良く教えてくれる。
こちらは楽しく学べる。
そして関係性は深まる。

一つ大きな武器だった。

自分の仕事の大切な部分を継続しつつ、好奇心のアンテナを広く持ち続ける。
そんな人物でありたいと思っている。


※1 発達障害の1つであるASD(自閉症スペクトラム)の方は、
   こだわりがある、こだわりがないの差が大きいのは同じでも、
   こだわりが変化しないと聞いたことがある。

   ADHDの場合、こだわりが急激に変化するそうだ。

※2 趣味に関してはマイブームが来た、終わったで問題ない。
   しかし、仕事ではマイブームが終わったということで
   成果が低くなると大問題だ。

   私は、自分が飽きないように、自分が比較的好きな講師という仕事を選んだ。
   また、常に新たな取り組みを入れるように意識している。

  • この記事を書いた人
  • 最新の記事
かめたーとる

かめたーとる かめたーとる ADHD(注意・欠陥多動性障害)の診断を受けた当事者。大学卒業後、金融機関を経てベンチャー企業に出向。そこで不適応を起こして逃げるようにフリーランスに。小・中学生対象の塾講師を経て、現在は様々な大学でキャリア教育、就職活動支援の講師をメインに仕事行なっている。特性上、数々の失敗体験、不適応体験を持つ。発達障害者の就労、ADHDの特性の記事などを担当するはずが、思いつくままに記事を書いている。