お子様が就職活動に苦労されているご家族様へ

こちらのページは発達障害当事者の方向けではなく、
当事者のご両親様・ご家族向けのページです。

成人のお子様が発達障害である、もしくは発達障害の疑いがあるご家族様へ

・就職活動に苦労している
・何度も転職を繰り返している
という状況があり、心配されていることもあると思います。

そんなとき、親として何とかしたくなるかもしれません。
もしくは、お子様に何か力添えしたくなるかもしれません。

そのようなとき、どのように関わっていけばいいのでしょうか?
もし、お子様が発達障害である、もしくは発達障害の疑いがある場合は、
発達障害のある方に向けた就労支援機関に相談されることも一つの手です。

(リンク)*支援機関を探す(→http://hataraku-chikara.jp/user/search/

「発達障害のある方・疑いのある方」と一言で言っても、性格、価値観、強み、障害特性、などはさまざまです。
就労支援機関で、専門の支援者とお子様の就職活動について作戦会議をすることは、
大きな一歩となる可能性があります。
また、障害者雇用など新たな情報・選択肢を知ることもメリットの一つです。

相談の際はお子様が同席するに越したことはありませんが、
無理に同席しなくても相談に乗っていただける事業所もあります。

まずは、気楽にご相談していただければと思います。

お子様が「自分は発達障害である」と思っているということを受け入れる

お子様から発達障害である、または発達障害傾向であることを伝えられたとき、
最初は受け入れにくいかもしれません。

確かに、診断を受けずに安易に「自分は発達障害だ」と決めつけることは問題です。
精神科医によって発達障害かの判断は分かれることもあります。

しかし、お子様が「自分は発達障害である」と思っているということを受け入れていただければと思います。
なぜなら、お子様が「自分は発達障害だ」と思うに至った、
「生きづらさ」を感じている可能性が高いからです。

そしてそれが本当に発達障害なのであれば、先天的な脳の構造である可能性があります。
それを、お子様の努力不足や、親の教育が悪いと決めつけても、
根本的な解決にはなりません。

まずは、お子様が「生きづらさ」を抱えているという点を理解し、
それにお子様が必要とする範囲でご協力されるのがよいと思います。

 
余談ですが、筆者<かめたーとる>のケースだと、両親は私が発達障害だということを受け入れるまでに時間がかかりました。
私はある大学病院でADHDであると診断されましたが、
両親に伝えると、「私が発達障害でない」理由をたくさん挙げました。
いきなり息子が発達障害であると聞かされて、受け入れられなかったんだと思います。

その後、私は仕事で不適応を起こし、かなり苦労をしました。
そこで、自分の特性を深く知るために別の病院で検査を受けることにしました。

病院では1度母親を連れてくるように言われました。
幼少期の頃の私がどのような振る舞いをしているかを聞くためです。

母はイヤイヤながら病院に来て、
できるだけ客観的に私の幼少期の話をしてくれました。

そのとき、病院の先生が母に伝えました。
「<かめたーとる>さんが、仕事などで苦しんでいるのは、
 あなたの教育が悪かったからではありません。」

母は、とてもほっとした様子でした。
後から聞いたのですが、自分の育て方が悪かったと、
密かに罪悪感を持っていたらしいです。

その後、理解をしてくれた両親は、
私にとって、仕事の相談ができる大切な人になりました。

 
ときに、お子様の現状を受け入れることは辛いことかもしれません。
しかし、それを受け入れることで、お子様の、そしてご両親様の
人生を先に進めることができるかもしれません。

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かめたーとる

かめたーとる かめたーとる ADHD(注意・欠陥多動性障害)の診断を受けた当事者。大学卒業後、金融機関を経てベンチャー企業に出向。そこで不適応を起こして逃げるようにフリーランスに。小・中学生対象の塾講師を経て、現在は様々な大学でキャリア教育、就職活動支援の講師をメインに仕事行なっている。特性上、数々の失敗体験、不適応体験を持つ。発達障害者の就労、ADHDの特性の記事などを担当するはずが、思いつくままに記事を書いている。