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面接の経験を就職活動に活かしていく!

前回に続き、ブログ担当の前向き猪と申します。
今年の4月にエンカレッジ通所を開始して半年が経過いたしました。
この半年、同志が就業の道を歩み始めました。
この道は荒野のように険しく、辛いと思うことが何度もあるはずです。
しかし、私は今まで同志たちの頑張りを見てきました。
同志たちはいかに困難な道でも、乗り越えて歩み続けていることを私は信じています。

また、新たなる仲間も増えました。
就職活動の道は、就業の道のように険しく、1人では乗り越えられない壁もあります。
その際は、スタッフさん及び仲間に協力を求めることをおすすめします。
1人では困難なことでも、複数人で協力し、高めあい、時には競い合うことで壁を乗り越えることができるようになると思います。共に「就業」という目標を目指して行きたいです。

さて、今回は就職活動をする上で必要となる「面接」について取り上げます。

面接について

面接

なぜ発達障害のある方は面接の苦手な傾向があるのか

 面接とは、「自分がどんな人か」「働く意欲があるか」を企業に知らせると同時に、「どのような会社か」を知る機会となります。
私を含め発達障害のある方は面接が苦手な傾向があります。その理由は2つあると私は感じています。
1つ目は、相手(主に会社の人事部)の顔色・感情又は場の空気を読むことが苦手で、1つの問いに5~10分話してしまうなど「的確で簡潔な回答」が難しいということ。
2つ目は、過度な緊張で言葉が出なくなる・丁寧に伝えるために事前に練っておいた内容を思い出そうとすると目線が合わなくなってしまうことです。

実例:緊張は溶けたものの、目が合わなくなってしまう

 私は9月に3度面接を受けました。振り返ると、面接の場で過度な緊張から言葉が出なくなることは減ってきました。
理由としては、何度か面接を経験していくことで少しずつ緊張が溶けていることが挙げられます。
その一方、練った内容をそのまま思い出そうとして、目が合わなくなってしまうことを実感しました。

 私は、質問の答えを考えることは苦手ではなく、その場で比較的スムーズに考えることができます。しかし、これを実際に言葉に起こして言うとなるとスムーズにできなくなります。その理由は、一言一句丁寧に言わないといけないと意識してしまうからです。
私の場合、「私の考えが相手に的確に伝わるか」「相手に失礼のない言葉遣いであるか」を考えすぎて不安になる傾向があるのです。その結果、丁寧に言うことに気を取られてしまい、目線が合わないことに繋がってしまいます。

模擬面接のフィードバックを活かす

 先日、私は模擬面接(面接練習の為に、実際の企業の方に面接をして頂く機会)を受けました。その際のフィードバック(振り返り)で分かったことがあります。それは、ずっと目線が合わないわけでないということです。
私が予測していない質問が来たときは目線が合っていたとフィードバックを受けました。予測していない質問とは、「学生生活のゼミの活動で何を頑張ったか」という内容です。
この質問が挙がった際、私は全く予想していませんでした。そこで「少々お待ちください」との言葉を添えた後、5~10秒程度考えて回答しました。同時に質問の回答を考えながら伝えていました。

 以上のことをまとめてみますと、既に言う内容が決まっている質問は「失礼・齟齬が起きない用に的確に伝えよう」と気を取られて、結果的に目線が合わなくなってしまいます。
一方で内容を決めていない質問は「質問の回答を考えながら話していく」ことによって「丁寧に伝える」余裕がなくなり、それが逆に目線を合わせられる結果になったのです。
このフィードバックを受けて私は、必要以上に質問の回答を考えることをしないで、その場で考えながら言うことで、目線を合わせることができ、相手に好印象を与えることに繋がると実感いたしました。

経験を積んで、着実に就職へ向かおう

 面接の結果といたしまして、今回は見送らせていただくとのことでした。この結果を見て、私は内定の壁の高さを改めて実感しました。
しかし、同時に「これから何をするべきか」を理解する大変良い機会となりました。「ちりも積もれば山となる」こういった経験及び経験から得た課題を解決・蓄積していくことで、高い内定の壁を乗り越えられることも実感しました。

今回の話はいかがでしたか?
今回のブログを読んでもらい、少しでも勇気を持てた方がいれば幸いです。
では、今日はこの辺で!

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