Newエンカレッジでの日々を振り返って(2017年9月)

エンカレッジでの日々を振り返ると本当に月日はあっという間に過ぎるものだなあと感じます。

私が本格的に利用し始めたのは、今年の3月。それまでは一般雇用での就職を目指していたのですが、なかなか上手くいかなかったので家族と相談して手帳就労を目指すことになったのが利用のきっかけでした。

利用し始めて間もない私を、スタッフや利用者のみなさんは温かく迎えてくださいました。就職に関しては「できれば1年以内に」と伝えたのですが、「まずはエンカレッジに慣れてから」ということで最初は少しずつ場の雰囲気に慣れていくことを重視しました。周囲の支えもあって、早い段階で場の空気に慣れることができました。

エンカレッジのプログラムで最も楽しみにしていたのは、月1度のソーシャルクラブでした。自分達で外出先を決め、計画を立てて行動に移せるという点が私にとって魅力的だったからです。それだけでなく、利用者同士で知らなかった面を知ったり、今まで興味のなかった分野に興味を持つきっかけ作りにもなったりと、とても有意義なプログラムだと思います。反対に、苦手だったのは新聞記事を読んでレポートにまとめる「時事問題レポート」でした。文章を書くことが苦手だった私は毎回頭を悩ませました。一度も投げ出さずに取り組んだ自分を褒めたいぐらいです。

そんなこんなで2ヶ月程たったときのことでした。「Yさんに合うかもしれない求人が来ている」とスタッフさんから教えられました。求人は大阪の特例子会社でした。受けようか迷っていた私は、親に相談しました。「結構良い会社だよ このチャンスは逃してはダメ」と親の勧めもあり、受けるだけ受けてみようと決心しました。私の就活はここから再スタートしました。

頭を悩ませたのは志望動機でした。これまで志望動機は漠然としたものしか用意してこなかったので、「何をしたいのか」全く分からない自分に、ハッキリとした志望動機なんて作れるのかと思っていました。それでもスタッフさんとの協力もあり、志望動機を少しずつ掘り下げることに力を入れました。その甲斐もあってか、一次面接とその次の選考も無事突破し、実習の段階まで進みました。

次の試練は実習でした。今まで体験した実習の中で、これほど気を引き締めて挑んだ実習は無いといっていいくらいです。選考が関わっているというのもあったのでしょう。自分の日頃の癖が出ないように気を配ったり、仕事上でミスをなるべくしないように気をつけたりと、家に帰るまでは心休まる暇はありませんでした。なので、実習選考の結果が合格と聞いたときは、自分の努力が認められたと感じ、とても嬉しかったです。

2回あった最後の面接も、緊張の連続でした。「ここまで来たのだから受からせてほしい・・・でも、もし落ちたら」そういう思いでいっぱいでしたが、面接官の方に「ここで働きたい」という想いをできる限りぶつけました。面接が終わった後は、「ああ落ちた…でもやれるだけのことはやった」と自分に言い聞かせました。

結果が来たのは最終面接の翌日のことでした。スタッフさんとの面談の際、「面接の結果が届きました」と聞かされ、緊張のあまり顔が強張っていたと思います。「内定が決まりました!」と報告を聞いた時は、嬉しさのあまり「やったー!」と叫んでいました。

利用を開始して4ヵ月と半月程、まさか1年どころか半年も経たないうちに内定を頂けるとは夢にも思ってみませんでした。スタッフや家族は一緒に喜んでくれましたが、当の私の今の心境というと、嬉しさと驚きと不安が入り混じった状態です。

内定が決まってから、10月の入社まで新しく手話を始めました。内定先で手話を取り入れていることから、入社までにできるようになった方がいいというスタッフの勧めで始めました。複雑な手の動きもあることからスムーズに覚えていけるか不安もありましたが、実際やってみると、それぞれの手話の形の由来を一緒に学ぶことができるので非常に頭に入りやすく、楽しさも感じました。

将来は何になりたいか、何をしたいかと聞かれることが度々あります。正直なところ、自分でもまだよく分かっていない部分が多いです。未だに漠然とした未来像かもしれませんが、積極的に学びの姿勢で挑み、会社にとってなくてはならない存在になれたらなと思います。

最後になりましたが、今まで支えてくださったスタッフ、利用者のみなさんへ。
短い間でしたが、大変お世話になりました。(Yさん)