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面接対策(1)~概要編~

【執筆者】かめたーとる
【プロフィール】
ADHD当事者。大学でのキャリア教育や就職活動支援、企業での障害者雇用の研修講師を務める。

 

就活に臨まれる発達障害のある方へ。
『📗 これから始める就活対策~面接対策~』と題し、6回に渡って書いていきます。

第1回目の面接対策は「概要編」です。
発達障害のある方の就活対策のヒントになれば嬉しく思います。

📗 これから始める就活対策~面接対策~
▶ 概要編
▶ 事前準備編
▶ 本番印象編
▶ 本番応答編
▶ NG編
▶ 緊張・焦り編

就職活動において必ず行われる面接

就職活動において、応募者と企業担当者が顔を合わせることは必ず行われます。
適性検査などのデータや、履歴書などの文字情報では判断できない応募者の本質を見抜くことが目的です。

一般的な採用ではほとんどの場合「面接」という手法が取られます。
例えば新卒採用の場合、就職白書2015(株式会社リクルートキャリア調べ)によるとアンケートに回答した企業の99.9%が面接を実施しています。

面接は企業担当者から応募者に様々な質問を投げかけ、回答をさらに深堀りする形で進んでいきます。
そのため、相手の質問の意図を読み取り、その場で答えることが求められます。

また、特定の企業で面接が何度かある場合でも、面接官が変わったり、新しい面接官が増えたりします。
初めて会う面接官にいいイメージを残さなければなりません。
そのため、初対面の相手とのコミュニケーションが求められます。

これらのコミュニケーションを苦手とする発達障害のある方も多くいらっしゃるかと思います。
そういう方からすると、面接で評価をされるということは納得いかない点があるかもしれません。

確かに、面接で測れる能力は一部です。
他に素晴らしい能力を持っていたとしても、評価しきれない側面もあります。

とは言っても、面接が重要視されるのが現状です。

では、どのように面接に立ち向かっていけばいいのか?
次回以降に書いていきたいと思います。

 

【かめたーとる】
ADHD(注意・欠陥多動性障害)の診断を受けた当事者。大学卒業後、金融機関を経てベンチャー企業に出向。そこで不適応を起こして逃げるようにフリーランスに。小・中学生対象の塾講師を経て、現在は様々な大学でキャリア教育、就職活動支援の講師をメインに仕事行なっている。特性上、数々の失敗体験、不適応体験を持つ。発達障害者の就労、ADHDの特性の記事などを担当するはずが、思いつくままに記事を書いている。

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