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筆記試験

筆記試験は障害者雇用で実施されることは多くありません。
一般雇用では実施されることがあります。
特に新卒・転職ではよく見られます。

ここでは発達障害のある方が、一般の就職活動に臨む際に必要な筆記試験の対策方法を説明します。

■筆記試験の目的
そもそも、企業がなぜ筆記試験を実施するのか。
それは①ふるいに掛けるため ②必要な能力があるかの見極めのため の2点です。

①「ふるいに掛ける」について、新卒採用では特に受験者が多いです。
企業が全員と面接をしようと思っても、会える人数にどうしても限りがあります。

そこで、エントリーシートなどと合わせて筆記試験が使われます。
一定基準を満たす学生のみ面接に進むことで、採用活動を効率化しているのです。

②「必要な能力があるかの見極め」について、仕事・職種によって、
求められる能力が変わります。

例えば、経理の仕事をするためには算数・数学がある程度できる方が有利です。
また、事務処理能力の高さが、仕事量に直結します。
このような求める力があるかを筆記試験によって確かめるのです。

例えば、国語力、数学力、知識量と言った学力系、
処理力、思考力などの地頭系、
性格、ストレス耐性などの職務適性、などを筆記試験によって把握します。

 

■どんな問題が出題されるのか
大きくは、①「性格適性検査」②「能力検査」に分けられます。

性格適性検査は、受験者の行動特性、価値観を図る問題が大量に出題されます。

能力検査については、求める人材像、把握したい能力によって様々な問題が出されます。
よく出題されるのは国語・数学・社会(一般常識)です。
その他、理科・英語・パズルのような問題・専門知識なども出題される場合があります。

 

■どのように対策するのか
「性格適性検査」は対策せずに正直に答えるのがオススメです。

性格検査の多くは、自分を良く見せようとすると、それをチェックできるようになっています。
また、実際の自分と異なる人物像で通過して、仮に採用された場合、
会社の求める人物像と異なるため、入社後にその会社と合わない可能性が高くなります。

「能力検査」は対策が必要です。
最もよく出題されるのはリクルートが使っている「SPI3」です。
まずはこれを対策しましょう。

対策本はたくさん出ていますので、
自分に合う、勉強しやすいと思うものを選びましょう。

また、企業のオリジナルテストには、最近のニュースなど時事問題が出題されることも多いです。
「一般常識」という種類の本で勉強することもできますし、
毎日ニュースを見る習慣をつけるだけでも知識量が増えていきます。

ポイントは、毎日コツコツ勉強することです。
簡単に成績が上がるわけではありませんが、1日10分でも毎日勉強しておくことで、
じわじわと解ける問題が増えていきます。

 

■障害特性に合わせた対応
個性に合わせた対応が必要となります。
自分の「つまずきポイント」を発見し、対策を考えましょう。

例えばADHDの方はミスが多い傾向があります。
そのため、筆記試験においては、解き方のプロセスはあっていても、ミスで間違うケースが散見されます。

このような場合、ミスのパターンを分析します。

算数で、計算ミスが多いのであれば、
計算の工夫を重点的に学ぶことで、ミスを減らすことができます。
(計算を楽に、正確に行うためのテクニックは色々あります)

受験の時、テストに取り組むにあたり、どんな工夫をしたかを
思い出してみましょう。
過去の工夫は、自分の特性に合っていることが多いです。

何ができないかは人によって異なりますので、苦手なところではなく、
得意なところを伸ばすようにしましょう。

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かめたーとる

かめたーとる かめたーとる ADHD(注意・欠陥多動性障害)の診断を受けた当事者。大学卒業後、金融機関を経てベンチャー企業に出向。そこで不適応を起こして逃げるようにフリーランスに。小・中学生対象の塾講師を経て、現在は様々な大学でキャリア教育、就職活動支援の講師をメインに仕事行なっている。特性上、数々の失敗体験、不適応体験を持つ。発達障害者の就労、ADHDの特性の記事などを担当するはずが、思いつくままに記事を書いている。