支援機関を探す
発達障害のある方をサポートする機関は以下の通り様々な機関があります。目的に合った支援機関を選択することで、より有効活用が可能になります。
発達障害のある方をサポートする支援機関
就労移行支援事業所
✅ 障害のある方の就労支援を行う障害福祉サービス機関であり、アセスメント、就職に向けたトレーニング、就職先とのマッチング、就職後の定着支援を行う機関です。全国に多数存在し、ニーズに応じた就労支援サービスが受けられます。
✅ 発達障害のある方に特化した就労移行支援事業所も存在し、特性の把握や、障害に応じたトレーニングを受けて就職を目指すことも可能です。
本サイトを運営する株式会社エンカレッジ、パートナー法人である社会福祉法人北摂杉の子会では、発達障害に特化した就労移行支援事業を京都・大阪で運営しています。
障害者就業・生活支援センター
✅ 就職を希望する障害のある方、あるいは在職中の障害のある方に対して、就職や仕事に関すること、日常生活に関することについて相談できる機関です。
✅ 企業に対しても障害特性に応じた雇用管理や職務遂行などに関してアドバイスを行います。
✅ また、他の支援機関と連携し、地域の就労移行支援事業所を紹介するなど、発達障害のある方の就職に関する相談や支援をしています。
✅ 就職後も、生活面を中心に長期にわたって支援する役割も担っており、就職後も含めた関係を築く機関です。
発達障害者支援センター
✅ 発達障害のある方の総合相談窓口であり、各都道府県、政令指定都市に1ヶ所以上設置されています。
✅ 発達障害のある方とその家族が豊かな地域生活を送れるように、保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークを構築しながら、発達障害のある方とその家族からの様々な相談に応じ、指導と助言を行っています。
✅ 発達障害のある方を様々な観点から支援するため、発達障害全体の知見や最新動向を踏まえた相談に乗ってもらいやすい点がメリットです。
✅ 一方で、就職に特化した場合、就職専門の経験やノウハウが多くあるわけではないことと、実態として就労支援にスタッフのマンパワーをかけられる状態ではないため、就職に特化した機関と連携して支援を行うことになります。
障害者職業センター
✅ 障害者職業センターは、ハローワークとの密接な連携のもと、障害のある方に対する専門的な職業リハビリテーションを提供する施設であり、全国37都道府県に設置されています。
✅ 職業相談、職業評価を行う機関であると共に、短期間(数週間~3ヶ月)の職業準備訓練も行います。
✅ 企業へのジョブコーチ支援やリワーク支援(復職に向けたサポート)も行います。
✅ ご自身にどのような職業適性があるか見極めたり、短期間の職業訓練を受けたりする場合にご活用ください。
ハローワーク
✅ 雇用全般に関わる機関として、仕事をお探しの方に対してサービスを提供しています(正式名称:公共職業安定所)。
✅ 就職を希望する障害のある方の求職登録を行い、専門職員や職業相談員がケースワーク方式により障害の種類・程度に応じたきめ細かな職業相談・紹介、職場定着指導などを実施します。
✅ 最近は、発達障害のある方の就労相談にも力を入れています。
相談支援事業所
✅ 地域の障害福祉に関する問題について、障害児(者)の保護者又は介護者の方々からの相談に応じます。
✅ 市町村や指定障害福祉サービス事業者等との連絡調整等を行い、計画相談支援や地域相談支援等具体的支援を行います。
✅ 例えば、発達障害のある方が就労移行支援事業所を活用したい、となった場合、どのような形で就職に向けた支援を行っていくのか、といった計画の相談、具体的な連絡調整を行っています。
精神保健福祉センター
✅ 精神保健福祉センターでは、こころの問題に関わる専門的な相談を受け付けています。「アルコールや薬物依存」「ひきこもり」「発達障害」「認知症」など、専門的な相談にも対応できます。
✅ 「こころの健康センター」などと呼ばれている場合もあり、各都道府県と政令指定都市に1ヶ所以上設置されています。
✅ 発達障害だけではなく、二次障害としてうつなどの精神疾患が発生している場合など、障害が複合的に重なり合っている場合に、より効果的な支援を受ける事が可能になります。
障害者能力開発校
✅ 障害のある方が就職に必要な知識や技術を習得して職業的に、生活の安定と地位向上を図ることを目的にした職業能力開発施設です。
✅ 一般の公共職業能力開発施設において職業訓練を受けることが困難な重度障害者などに対しても訓練を実施しています。
✅ 国立機構営校(2校)
✅ 国立県営校(11校)
✅ 県立県営校(6校)
その他
大学の相談窓口(健康保健センター、キャリアセンター、障害学生のための専門窓口など)
▶ ジョブカフェ(若者の就職支援をワンストップで行う)
▶ 若者サポートステーション
発達障害のある、在学中の皆様へ
発達障害があり、在学中の方が参加できるプログラムは多くはありませんが、各都道府県、自治体が大学生や第二新卒向けの就職活動講座などを実施している場合があります。
また、発達障害学生に特化した、就職応援プログラムを実施している民間団体、企業もありますので、就職に向けて利用を検討してみてください。
大学生向けプログラム「働くチカラPROJECT」
発達障害やコミュニケーションが苦手な大学生のための就職準備支援プログラムです。ビジネススキル講座や、自己分析、コミュニケーション講座などの座学と、就職された先輩の話や企業見学会、インターンシップ(就活のススメのみ)などの実体験、双方向から就職準備性を高めていきます。
*働くチカラWEBを運営する株式会社エンカレッジと社会福祉法人北摂杉の子会 ジョブジョイントおおさかが協働で運営しています。
■就活のハジメ
「就職活動に向けて一歩踏み出してみたい!」という方へ
(対象:大学1回生~3回生)
就職に向けた準備を行うために、自己理解を深めたり、社会人としての基本的なビジネスマナーやビジネス・コミュニケーションについて学ぶことができます。「働く」ことへのイメージを広げ、今後の就職活動に向けた準備を始めていきます。
■就活のススメ
「就職活動を進めたいけど、進め方が分からない」という方へ
(対象:大学3~4回生・大学院生)
就職活動の進め方やビジネスマナーなど、就職活動の具体的な対策を学ぶことができます。また、自己分析や実際に企業で働くインターンシップでの経験を通して自分に合った働き方を確認しながら、具体的な就職活動を進めていきます。