catchview

雑談は必要なのか?

どうも、昨年からエンカレッジ京都を利用させていただいているSと申します。

今年は10年に一度の大寒波が襲来し、結構とんでもない思いをしました。正直勘弁してほしいです。皆さんもご自愛ください。

はじめに

エンカレッジでは多くの学びの機会がありますが、中でも私が最も楽しみにしていることは、他のご利用者さんやスタッフさんとの「雑談」です。

雑談とはその名の通り「雑な談話」を指す言葉ですが、話の内容は他愛のない話で、所謂くだらない部類の話ばかりをしています。
例えば、遊んだゲームの話や存在しない空想の話、過去の出来事など、そのほとんどが何も生み出さない非生産的な話です。

さて、本コラムではこのように一見合理性の無いまさに「時間の無駄」ともとれる行為を何故人は行うのかについて考えていこうと思います。

何故人は雑談をするのか

雑談

必要?不必要?

雑談のような非生産的なやり取りは、他に例を挙げると

📍 昼食を一緒に食べる
📍 飲み会
📍 身の上話をする
📍 休日に同僚と過ごす

などが挙げられます。

これらには共通点があり「コミュニケーション、会話を伴う」「生活していくうえで必要性が薄い」「業務を行う上で不要」などが挙げられるとおもいます。
ではこれらは本当に必要のない物なのでしょうか?

答えはNOであると私は考えます。

何故?

確かに上記の行為は生命維持や生活、就業などの観点からしても、必要の無い行為かもしれません。しかし、実際は人との関わりは人間社会で生きていくうえで何よりも大事な点であり、障害者雇用という枠を利用しようとしている方なら、なおさら人との繋がりは大事な要素と言えます。

会社に就職するというのは、その会社にいる人たちと共生していくということです。
勿論、大・中規模の企業には障害者を雇用する義務、そして合理的配慮をする義務があります。しかし、互いに人間である以上、完璧にそれらが理解、納得に繋がるわけではありません。加えて、業務中の態度や言動、行動だけでは誰もその人を計ることは不可能と言ってもいいでしょう。
なので、業務外のコミュニケーション、雑談を交わすことによって、相手に理解度をあげてもらう必要があるのです。

その人の普段の様子や考え、何が好きで何が嫌いか、得意なこと苦手なこと、楽しかったことやこれからの目標、そういったものを知ってもらうことによって自分のいるコミュニティでの生きやすさに繋がっていくと私は考えています。
さらに、相手をこちらが理解することによって、会社や部署内で、更に立ち回りやすくなると思います。

一見非合理的、非生産的な雑談などのコミュニケーションは、そういう観点で見ると、とても重要に思えて来ないでしょうか?

コミュニケーション

まとめ

雑談などの一見不必要に見えるコミュニケーションは、人間が社会で生きていくうえでとても大切な要素のうちの一つです。ですが実際苦手な方もいますし、無理にするべきではないですが、コミュニティ内で居心地の悪さを感じている方は、一歩踏み出してそういった会話をしてみるのも良いのではないでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。おもいやりのある雑談ライフをお過ごしください。

※本記事の内容は一利用者としての個人的な価値観、経験をもとにした内容です。ご容赦ください。

発達障害に特化した就労移行支援事業所エンカレッジ

エンカレッジ

発達障害のある人に特化した就労移行支援事業所エンカレッジは、あなたの「働きたい!」をサポートします。
大阪(本町、心斎橋、天満橋)・京都(京都駅、京都三条)・東京(早稲田駅前)の6拠点で説明会の申込み・相談を随時受け付けておりますので、お気軽にご参加ください。

就労移行支援事業所について

就労移行支援エンカレッジ02 就労移行支援エンカレッジ01