エンカレッジの日々を振り返って(2016年4月)
エンカレッジを卒業され、就職された方のメッセージをお届けします
こんにちは。エンカレッジ大阪コーディネーターの小島です。
春。入学、卒業、そして、就職の季節。
新しい生活をスタートされた方も多いのではないでしょうか。
エンカレッジ大阪の利用者の中にも、就職が決まり、新たに社会人としてのスタートを切った方々がいます。
そんな「卒業生」となるみなさまは、最後に「エンカレッジの日々を振り返って」という作文を書きます。エンカレッジに初めて来た日から、就職が決まり卒業するまでを振返り、過ごした日々や就職活動での出来事、そのときの感情などに思いをはせます。そして、新しい生活へと心の準備を整えていきます。
今回の「就労移行の日々」では、2016年2月末にエンカレッジ大阪を卒業し、3月から働かれている卒業生のお二人に書いていただいた「エンカレッジの日々を振り返って」をお届けします!
Aさん ~就職活動は、焦らず自分のペースで~
初めてエンカレッジに来たときは、緊張や不安の気持ちでいっぱいでした。
しかし、日々過ごしていくうちに少しずつ慣れていき、講座やソーシャルクラブ(月に1回、グループになって行き先やスケジュールを計画し、実際にエンカレッジの外に出かけるプログラム)などのさまざまなことを体験することができました。特にソーシャルクラブは、行き先から自分たちで計画を立ていろんな場所に行くことができ思い出に残っています。
職場実習ではとても緊張しましたが、いろいろほめていただいてうれしかったです。
職場実習を通しても思いましたが、就職活動を進める中で、実習の機会があればぜひ行くべきだと思います。実習先の雰囲気や実際仕事を体験させていただくことで、自分に向いているか向いていないかがわかるからです。
また、就職活動では焦らないことが大切だと思います。
周りの人が就職を決めて焦りが出てしまうときもあるかもしれませんが、あくまでも自分のペースで頑張ればいいと思います。
就職が決まったときはうれしかったです。しかし、それと同時に緊張や不安も多々ありました。「自分は職場の人間関係をうまく築いていけるか」「仕事についていけるか」など考えるとたくさんの不安要素が出てくるからです。ですが、就職が決まって安心したことも事実です。
不安や安心さまざまな気持ちがありますが、エンカレッジで学んだことや経験したことを活かして働いていきたいと思います。
Bさん ~就職をするまでもしてからも、大事に思う「つながり」~
エンカレッジでの日々を振り返って、最も頭に浮かぶ言葉は「つながり」です。
ソーシャルクラブやグループワークなど、実践的なやりとりを通じて、人と関わっていく上で大事な基本を学ぶことができました。以前も学校や職業生活において、人と関わる機会が多くありましたが、どこか心を閉ざしがちな自分がいました。
けれど、さまざまなプログラムを体験すること中で、自分の気持ちを上手に表現することが居場所を築いていく上で欠かせないことだと気づくことができました。黙っていても誰も助けてはくれません。
就職が決まったときは、喜びの気持ちでいっぱいになりました。
スタッフや利用者の方々にささえていただいたおかげです。
新しい職場でもエンカレッジで学んだ「つながるために必要なこと」を実践していきたいと思います。周りの方々の気持ちを理解するとともに、自分のことも丁寧に伝えることで、信頼関係を築いていけるのではと思っています。
もちろん、エンカレッジでお世話になった方々とも、変わらずつながっていきたいです。特に就職を果たしたみなさんと情報交換できるのが楽しみです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
就職は人生の新たなるスタート
お二人はエンカレッジ大阪を卒業されましたが、卒業はあくまで通過点。
決してお別れではありません。
就職後もコーディネーターは、職場定着のために職場訪問や面談などのフォローアップを続けます。また、卒業生も多くなってきましたので、今年度からは卒業生同士で交流できる場として「OB/OG会」も計画しています。
いつまでも、卒業された方々の「第2の母校」としてつながっていられますように。
それでは、今回はこれにて失礼いたします。
発達障害に特化した就労移行支援事業所エンカレッジ
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