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読書のすすめ~スタッフのおすすめ本5選~

こんにちは。エンカレッジ心斎橋の仲村です。
突然ですが、みなさん本って読みますか?
知らないことを調べるときや困りごとを解決したいときはネットを使うことが多いでしょうか。
本のいいところは「まとまった内容を順序だてて説明してくれること」だと思います。
まとまっているので読んだ時に達成感もありますね。
また、「人におすすめしやすい」という特徴もあり、私自身もよく本をおすすめします。

エンカレッジには就職や発達障害の理解に役立つ本が沢山あります。
しかし本棚を前にして「普段あまり読まないからどれを読んでいいのかわからない」という声を時々聞きます。
この文章を読んでくださっている方は、普段から文章を読むことに慣れているかもしれません。
そんな方でも、知らない情報や身近でないことについての本を読む時、なんだかとっつきにくいことがありますよね。
今回はマンガやイラストでわかりやすく書いてあるものから、専門的な知識を得るきっかけになるようなものまで、おすすめの本5冊を紹介しようと思います。

おすすめの本5冊

1.『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』

ネットやゲームの「やりすぎ」が、わかっているけどやめられない、そんな人向けの本です。
特に「自分は意思が弱いから」「どうせ自分はダメなんだ」と自信をなくしている方には、前向きになるきっかけになりそうです。
まずはマンガ形式のストーリーを追ってみて「これは自分の経験に似ているな」と思ったら、「解決できるかも」とケースを読み進めて、今の自分にできることを考えてみてください。
様々なケースを見てもまだ「でもどうせ」と思う方は、巻末のエピローグまで読んでみることをおすすめします。

2.『セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク』

誰もが多少は感じているストレス、それと上手につきあうコツを知りたくないですか?
この本では、かわいいイラスト付きで簡単に試せるワークがたくさん紹介されています。
ストレス対処の方法は人それぞれですので、パラパラと本をめくって気になるものをやってみてください。
そうして自分に合ったストレス対処の方法をいくつか持っておくだけで、少し気が楽になるでしょう。
この本で紹介する「認知行動療法」が気になった方は次に紹介する本も読んでみてはどうでしょうか。

3.『マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック』

認知(行動)療法では、まず自分の認知(物事の捉え方)を知ることから始まります。
この本では「ユガミン」というキャラクターを通して「認知の歪み」を知っていきます。
『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』と同じく、様々なケースを見て「これって自分のことだな」と認識することが第一歩です。
このように自分を知ること(=自己理解)が就職活動では大切です。
「ユガミン」から自分を知ることはいいきっかけですが、就職活動では発達障害について診断名や特性について説明することが求められます。
発達障害について知るためには、次に紹介する本を参考にしてみてはいかがでしょうか。

4.『ヒトはそれを『発達障害』と名づけました』

発達障害の3つのタイプ(ASD,ADHD,SLD)を、色分けされたキャラクターで紹介するマンガ形式の本です。
ネットで公開されていたこともありコマが大きく、普段マンガを読み慣れていない方でもイラストを眺めるように頭に入ってきやすいです。
前半は診断名をもとにした内容ですが、後半では「グレーゾーン」の例も登場します。
「これって発達障害と関係があるのかな?」と気になる方はこちらも参考になるでしょう。

5.『あたし研究 自閉症スペクトラム~小道モコの場合』

イラストでわかりやすいといえば、この本で紹介される発達障害に関する経験は、目に楽しくて自然と共感する部分も多くなります。
タイトル通り、この本で紹介される困ったことや工夫したことは「小道モコさんの場合」です。
この本を読んで、自分の特性や工夫・配慮してほしいことは何かを考えて、「○○(自分の名前)の場合」として自分なりの「あたし研究」ができるといいですね。

本の紹介

いかがでしたでしょうか。
実際に私が今までエンカレッジに通う方におすすめしてきた本の中から、5冊を紹介しました。
この記事の説明で興味を持ったものがあれば、実際に本を手に取ってパラパラとめくってみてください。
そして「これだと読めそうだな」という本があれば一度読んでみてください。

本はひとりでじっくり読むこともできますが、読んだ感想や気になったことを人に話すことでより理解が深まります。
エンカレッジでは週に一回の面談があって、私は本を読んでいる方にはできるだけ感想を聞くようにしています。
読んで終わりではなく、気付きを言葉にして整理し、そこからどう就職活動を進めていくのかを話し合います。
そんな読書は、あなたの自己理解や就職活動の助けになることでしょう。

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