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就職後のサポートで気を付けていること~定着支援~

こんにちは、エンカレッジ早稲田駅前スタッフのUです。
今回は、就労移行支援事業所を利用して就職をした後のサポートにおいて、私の経験から私なりに気を付けているポイントについてお伝えします。

就職後のサポート

”就職はゴールではなく、スタート”

と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
就職活動では、内定を得ることがしばしばゴールとなりがちです。
しかし実際は、職業生活のスタートになりますのでその先、継続して成長しながら働いていけるかということが大切となります。定着支援では、長く働き続けるためのサポートをしています。

就労移行支援と就労定着支援

はじめに、福祉サービスについて簡単にご説明いたします。
就労移行支援事業所では、主に働くための準備をして自分に合った職場探しの支援を受けることができます。就職した後は、職場環境に慣れて定着していけるように、6カ月間のフォローアップ期間があります。ですので、就労移行支援事業所を利用すると入社後半年間は必ず支援を受けることができます。

エンカレッジでは就労定着支援事業も行っていますので、入社半年以降も希望される方は申請をして最大3年間支援を受けることができます。3年後は急に縁が切れることはなく、その後もOBOG会では毎月顔を合わせる機会がありますし、その方に応じた支援機関と連携をしながら必要に応じて支援をしています。

エンカレッジでの就職後のサポート内容は、主に

1)面談(企業訪問で実施、エンカレッジで実施、オンラインで実施など企業や個別に応じて相談して決めています)
2)OBOG会の開催
3)オンラインサークルen+join(https://en-c.jp/service/onlinesalon.html

の実施です。
en+joinに関しては、エンカレッジを利用していない一般の方も参加することができます。

さて、私が入社後のフォローアップや定着支援事業でのサポートで気を付けているポイントは3つです。

入社後のサポートで気を付けている3つのポイント

企業の方への共有

1つ目は、就労移行での取り組みの様子や体調の変化、特性における知見や支援のノウハウをご本人とまとめて企業の方に共有することです。

入社の前のマッチングの段階でも、これまでで見えてきている特性については企業の方にできる限り具体的にお伝えをし、入社後にギャップが生じないように気をつけています。長く職場で働くには、その人となりを等身大で知って理解していることがとても大切だと感じます。理解が得られていることで、職場のみなさんからのサポートが得やすくなります。

採用面接で配慮事項について伝えてはいますが、入社後にはアップデートしていくことが必要だと感じています。面談を通じて、職場に即した内容に変換をして共有するサポートを行っています。

解決の糸口を一緒に探る

2つ目は、出来事を多面的に見て解決の糸口を一緒に探っていくことです。

安定して働けることが理想的ではありますが、働きだして見えてくることや、職場環境、業務内容などの変化においてうまくいかないこともあります。

その際には、本人からは自分の状況や要因がどこにあるかなど自己分析を一緒に深めて本人側の視点を知り、企業の方から客観的に見えている部分を知り、時にはご家族や医療機関の方からのヒヤリングもして状況の把握をすることもあります。その上で、環境面、企業、個人、医療面、ツールなどでどのような工夫・対策ができるかを検討していくことを大切にしています。

みんなで検討していけるように整理をして、アイデアが出るように話を進めるようにしています。何よりも、企業担当者や連携機関のみなさんとの信頼関係もとても大切にしています。

成長に繋がるサポートを心掛ける

3つ目は、企業や個人の成長に繋がるようなサポートを心掛けることです。

定期的な面談を通じて、意識するのは本人や企業の成長についてです。面談で振り返りをする時には、必ず成長した部分についてお話をするようにしています。そうすることで、次のステップや目標が見えてくることがあります。

配慮事項のアップデートと先述していますが、配慮事項が増えるという意味合いではなく、配慮なしにできることが増えていくことも多くあります。例えば、はじめは不安の強さから業務スケジュールを作成していましたが、1か月経過すると業務を把握してスケジュール感覚が身に着いたため、スケジュール作成は不要になりました。

できることが増えると、次の業務習得をするためにはじめは新しい業務を見学するステップを設けるのはどうかと相談をしました。

業務見学により安心して作業ができたという経験で、新しいことを始める時に不安の高さへの理解とサポート方法は企業側の業務指導時のノウハウとなります。

本人にとっては、見学を通じて業務を習得していくことができるという自信となっていきます。

両者にとっての自信や成長となるように、振り返りと次のステップに向けての導線を敷いていくことを意識しています。そして、私自身も支援員として成長させていただいています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所の利用をご検討されている方は、ぜひ就職後のサポート内容についても聞いてみてください。

発達障害に特化した就労移行支援事業所エンカレッジ

エンカレッジ

発達障害のある人に特化した就労移行支援事業所エンカレッジは、あなたの「働きたい!」をサポートします。
大阪(本町、心斎橋、天満橋)・京都(京都駅、京都三条)・東京(早稲田駅前)の6拠点で説明会の申込み・相談を随時受け付けておりますので、お気軽にご参加ください。

就労移行支援事業所について

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