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障害者雇用における企業が気になるポイント

皆さん初めまして、エンカレッジ心斎橋スタッフMです。
今回は障害者雇用における企業が気になるポイントと、就活に必要な自己理解について記載させていただきます。

障害者雇用の採用に取り組む企業から受ける質問

私は普段企業さんとお話する機会が多く、新規で障害者雇用に取り組まれる企業さんや採用を考える企業さんと実習の調整などをさせて頂くことが多いです。
そんな経験の中でのお話になりますが、企業さんからよく質問を受けることが

1)体調や精神的な波について
2)困りごとへの配慮
3)困った時に相談できる先があるか

の3つになります。

企業からの質問

 

1)体調や精神的な波について

発達障害のイメージからか、勤怠の安定や精神的な不調の波についての確認がよくあります。
現実的に就労可能な時間帯なのか、不調時の対応など気にされる企業さんが多い印象です。

2)困りごとへの配慮について

どんなことに配慮していけばいいのか、どのようなサポートが必要なのか、会社としてどんな工夫が必要かについて聞かれます。

3)困った時に相談できる先があるか

会社だけでは対応できないことやプライベートの悩みなど困りごとを抱えずに相談できるか、どんな時に困るのかもよくきかれます。

3つに共通して言えることですが、順調な時ではなく不調の時や困った時に対する質問が多く、

・長く働いてもらえるために企業としてどのように環境を整えるか
・どんな工夫をして本人が乗り越えるのか

上記についてのイメージが分からないからなのかなと感じます。

『特性』と言ってもひとりひとり異なるので、イメージしづらいのも当然ですし、環境によって配慮が必要な時とそうでない時があるので一言で説明するのは難しいです。

だからこそ企業さんには

★書類選考や面接だけでなく実習を経て一緒に働いていけるか、必要な配慮を受けられるか双方に見極めること

★双方に無理のない配慮であること(合理的配慮の範囲かどうか)

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企業の配慮と本人の工夫のバランスが大切で、配慮をするあまり従業員に大きく負担があるのは適切な配慮ではないこと

★障害者雇用に関わらず長く働く上での不調や環境の変化などは誰にでも可能性としてあること

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障害者雇用に捉われず、みんなにとって働きやすい環境作りが大切であること

をお伝えするようにしています。

就活をする上で自己理解は大切

また企業が困りごとへの対処や不調の波について懸念されるということは、就活をする上で応募者自身がそのポイントを知っておく必要があると思っています。

自分の不調のサインや困りごとについて

1)どんな時に困るか
2)どんな配慮が必要か
3)どんな工夫をして自分で対処しているか

理解できているかは大事ですよね。

もちろんすべてその通りには行かないと思いますが、不調時の自分の特徴を知っていることは企業にとって「一緒に働けるか」の判断材料になると思います。
働き出してから気づくことも多く、すべての困りごとを完璧に伝えられる必要はないと思います。そのため、【現時点での困りごと、配慮、工夫していること】についてしっかり向き合うことが大切です。

自己理解

 

また、困りごとの整理は1人ではなかなか難しいところもあると思います。
実習に参加したり、誰かと何かを一緒にすることで気付けたり、経験をすることで初めてわかることもたくさんあると思います。
(私も働き出して、自分ってこういうことがストレスになるんだな、と気づくことがたくさんありました)

エンカレッジでは誰かと一緒に経験したり、実際に企業での実習に参加したりと、気づく機会がたくさんあると思います。

色々な経験をし、気づきを一緒に整理しながら無理なく長く働き続けられる自分に合う会社との出会いのお手伝いやそんな企業さんの不安をサポートし利用者さんの魅力をしっかりと伝えることを大切に就労移行での日々を送りたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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