異業界・異業種出身の新米スタッフがこの1年感じたこと
こんにちは。「就労移行の日々」にお越しいただき、誠にありがとうございます。
エンカレッジ京都のスタッフKです。
3月といえば旅立ち。
環境や立場が変わる方もいらっしゃったりと、過去を振り返る貴重なシーズンでもありますね。
私は異業界・異業種からエンカレッジに入社し、1年が経ちました。今回は異業界・異業種出身者が、福祉業界の就労支援コーディネーターという職種を通じ、この1年感じたことをお伝えしたいと思います。「こんなスタッフもいるんだなぁ」「スタッフも日々悩み、経験を重ねながら支援していっているんだなぁ」と思っていただけたら幸いです。
経歴紹介
まず、私の経歴を紹介したいと思います。
前職は事務職に従事していました。子どもとの時間を優先し条件の良かった理系事務職を選び、設計図や薬品の取り扱いに格闘する日々でした。
前々職は販売員として最前線で接客販売をしていました。福祉業界に全っっく関係なかった私ですが、エンカレッジの皆さまに温かいご指導をいただき、就労支援コーディネーターとして1年を迎えることができました。そんな異業界・異業種出身の新米スタッフが感じたことをお伝えします。
感じたこと（1）
ご利用者に伝える内容の量・タイミングをコントロールする必要がある！
この1年、私の最大の課題でした（笑）
入社したてのころは「これもこれも伝えなければ！」と張り切り何でもかんでも伝えすぎてしまい、ご利用者は結局何を伝えられたのか分からなかったのではないかと思います。
先輩スタッフの対応から学んだり、先輩スタッフに振り返る時間をいただき
『中には理解や情報整理がゆっくりな方もいる、1回にお伝えすることは1点が良い』
ということを学びました。
また、効果的に伝えるにはタイミングもあるということも学びました。
『今伝えるのか・落ち着いたら伝えるのか・1対1で話せる面談で伝えるのか』
内容・状況に応じてタイミングを考える必要があります。このことは私にとって大きな気付きで、普段はたくさんの内容を自分のタイミングで伝えていたんだな、と自分を振り返るきっかけになりました。
感じたこと（2）
就職をサポートするにはアセスメント（人やものごとを客観的に評価・分析すること）が大切！
福祉業界（就労支援）は思ったよりアセスメント（人やものごとを客観的に評価・分析すること）を重視しているんだな、と感じました。
入社前は「ここが良さそう」や「こちらの職場と相性が良さそう」の様に、もっと感情や雰囲気で就職先を選んでいるのかと思ってました(笑)
もちろん、その視点から始まる場合もあるのでしょうが『ではなぜここが良いのか・なぜ相性が良いのか』の根拠があり、その根拠は日々のアセスメントから得られています。
感情や雰囲気で決めているのではなく、支援方法・就職先決定の背景には客観的な評価・分析があるんだな、ということを知り、アセスメントの重要性を日々感じています。
感じたこと（3）
ご利用者が頑張って実行しようとしている姿は涙が出るほどうれしい！！
私が「○○は△△という理由があるので次回から××みようか」とお伝えしたことを、ご利用者が頑張って実行しようとしてくれているとき、涙が出るほどうれしいです。（もちろん、強制ではないので実行が難しい場合は理由を探り、良い方法がないか模索します）
『変わろう！やってみよう！』という前向きな姿はとてもうれしく、支援をすることができて良かったなと感じます。
他にもたくさん感じたことがありますが、今回は感じたことを3つお伝えしました。
私は異業種・異職種から入社し、この1年就労支援のコーディネーターとして勤務しましたが
『適切なジョブマッチングができたらこれ以上に幸せなことはない！！』
と感じながら仕事をしています。先日、担当ご利用者が初めて就職しましたが、先輩スタッフに相談しながらアセスメントに基づいたジョブマッチングができたのではないかな～と感じております。就職が決まった時のご利用者やご家族のうれしそうなお顔を拝見すると、これ以上幸せなことはないなと思います。
また、異業種・異職種を経験したからこそ伝えられることがあると感じていますので、経験積み重ね、ご利用者のお役に立てるようこれからも日々努めて参ります！
発達障害に特化した就労移行支援事業所エンカレッジ
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