仕事のやりがい・難しさや苦労
はじめましてエンカレッジ京都の磯です。
今年も早いもので3月が近づいています。
あっという間に季節が変わり、もう少しすると暖かな春が訪れますね。
まだまだ寒い日も続きますが風邪などひかぬよう元気に過ごしていきましょう!
さて、今回は「仕事のやりがい・難しさや苦労」をテーマにしたいと思います。
皆さまが就職された際の参考になれば幸いです。
仕事のやりがい・難しさや苦労
私の仕事
私の仕事は、ご利用者と企業に「働いて・働いてもらって良かった」と思ってもらうことです。
具体的には企業開拓、雇用調整、定着支援を担当しています。
エンカレッジで訓練・経験を積み上げてきた方が、「よし、実習にチャレンジしよう!」「自分にあった就職先を見つけたい!」と思った時が、主な私の出番になります。
仕事のやりがい
大きく分けて2つあります。
1つはご利用者がイキイキとお仕事をされている姿を見ることです。
私が過去に担当した方の一人はホテルの清掃と事務補助のお仕事をされています。
その方の採用が決まって数か月後にご様子を見に行くと、一生懸命に壁や床を磨かれていました。お話を伺うと「自分で効率を考えて、隅々まで丁寧に拭くように考えている。仕事が楽しい。」と答えて下さいました。初めてエンカレッジを利用されたときよりもたくましく成長されており、何よりも自分の仕事に誇りを持って働かれている姿に「支援を担当できて本当に良かったな」と感じました。
もう1つはチームで支援して就職に結びついた時です。
この仕事は一人ではできず、スタッフ一人一人の視点で多角的にご利用者を見ることが大切だと考えています。スタッフ同士でご利用者にとって必要な支援を話し合うことや、支援の難しさ、悩みを共有しながら一緒に前に進むことがこの仕事の醍醐味だと感じています。皆で支え合いながら、ご利用者の就職に結びついた時にチームとしての喜びを感じます。
仕事をするうえでの難しさ・苦労
一方で企業開拓や実習調整は一筋縄ではいきません。
なぜならば企業が障害のある方を雇用する「熱意」がないと話が進まないからです。
企業は障害者雇用促進法の施行により、従業員数に応じて2.2%の障害者雇用を義務づけられています。※平成31年2月時点
そのため、約50人以上の労働者を雇用している企業は、最低1名障害のある方を雇わないといけない計算になります。
しかし、現状で障害者雇用率を達成している企業は50.0%。つまり国内の半分の企業は障害のある方を雇用出来ていないことになります。
特に中小零細企業が雇用率の未達成企業の大半を占めるのですが、お話を聞くと「障害者を雇う余裕がない」という声をお聞きします。
そもそも雇用をお考えでない企業に「障害者雇用はこんなメリットが」などお伝えしても、話は進まず、関係を築くことは難しいでしょう。
そんな時に採用担当の方は「障害者を雇用」するという発想ではなく、「働きたい人に障害がある」と考えてもらえれば、視点を変えてお話ができるのではと考えています。
人材の多様性が必要とされる今、“仕事”について一緒に考えて頂けるように、採用担当者の方とお話する機会を大切にしていきたいです。
終わりに
改めて仕事について振り返ってみると、困りごとを抱えた方、企業と接していく中で私自身が大きく成長させていただいているなと感じました。皆さまにおかれましても、エンカレッジを利用いただいた際には、身近にいる支援者に仕事への思いを聞いてみると新しい気づきに繋がるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまがイキイキと働けますよう、心より応援しています。
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