「合意形成」「グループワーク」エンカレッジの講座で学べること
みなさん、初めましてエンカレッジ京都三条のスタッフ、山本です。
突然ですが、
桃太郎の家来、犬、雉、猿の中で誰が一番活躍したと思いますか?
加えて、理由も他の人に説明できる程度に考えてみて下さい。
いきなり意図が分からなかったかもしれませんが、これはエンカレッジの講座で出てくる質問です。今回は「講座」をテーマにお話しできたらと思います。
この記事を読んでくださった皆さんが、エンカレッジの講座について知っていく中で何かためになるようなことがあればいいなと思います。
合意形成を実践形式で学ぶ
最初にお聞きした質問が出てくる講座では、ご利用者さんでグループに分かれてもらい、グループごとに一番活躍した家来を話し合いで決めてもらいます。
この講座の目的は「合意形成」について実践で学んでもらうことです。
ですから、安易に多数決をとることや納得なく意見を譲ることはもちろん禁止です。
皆さん悩みながらも意見を共有し、まとめようと試行錯誤されています。
簡単だと思うかもしれませんが、家来のサル、雉、犬の皆さんそれぞれ自分の特徴を生かし活躍していますので、皆さんの予想以上に難しいかもしれません。
話し合いのなかで上手に相手の認識や価値観を聞き取り、そこから共有点を見つけ合意に至る見事なものや、時間内に合意が取れないものもあります。
いくつか話し合いを見ていくと、上手くいく話し合いには共通点があるように感じます。
その共通点は以下の二つです。
1)お互いの価値観や認識を知ろうとする質問が多い
2)話が途中で遮られることが少ない
合意形成の話し合いで見られたものですが、コミュニケーションの多くの場面で重要なポイントだと感じる特徴です。
皆さんもコミュニケーションや話し合いでなかなか上手くいかない、と思うことがあればぜひ試してみてください。
エンカレッジの講座で学べること
エンカレッジの講座は、ただ聞いて、見て覚えるだけではなく、このように、実践やロールプレイ、ペアワークやグループワークの中で学んでいくものが多いです。
実践なのでもちろん、上手くいかない状況や逆に、自分でも驚くほどうまくできる状況に出会うことがあります。
そのような苦戦や上手にできた経験には、見聞きするだけでは得られない、成長のヒントとなる重要な情報があるはずです。
その情報から、一人で改善のために何をしたらいいかの具体的なプランまで落とし込むことができればいいのですが、一人では難しく限界があると思います。
私は先輩からのフォローや、参加者からの感想を聞きながら具体的なプランに落とし込むことができているつもりです。
講座を受けるご利用者さんの場合はスタッフがお手伝いをします。
実践で得た貴重な情報を生かせるように講座の中でスタッフがフォローを行い、その後、面談等で一緒に考えていきます。
また、ほかの方と共に考えながら、学んでいくことで自分一人では、見聞きするだけでは得られない視点や気づきと出会えると思います。
また、他者の考え方や認識、視座を知っていくことは、他者との比較から自分を客観視する機会を与えてくれるはずです。
私が担当させていただいている講座でも、実践の中での学びを大事にしています。
まだ担当して数か月ですが、実践で得られるものが少しでも多くなるようにこれからも向上に取り組んでいきます。
皆さんもこれから何か学ぶ時には、実践や他者の視点を取り入れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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