本当の自分を生きること
はじめまして。
エンカレッジに入社して、もうすぐ10カ月が経ちます。
心斎橋のスタッフの山本と申します。
今日は私が考える「本当の自分を生きること」について書いてみようと思います。
私は環境や時期によって不安を感じやすく、心身に影響が現れることが多いのですが、最近その波が緩やかになってきたなぁと感じるようになりました。
それは、勇気を出して踏み出した一歩があったからだと思っています。
誰にとっても、答えや正解のないテーマにはなりますが、「自分」や「生きづらさ」について考える小さなきっかけになりましたら幸いです。
実は私・・・
ストレスによる影響は人によってさまざまかと思いますが、私は物心ついた時から、不安が高まるとご飯を食べられなくなる子どもでした。
小学校時代に、色々な出来事が重なって給食を食べられなくなった時、「なんで食べられないの」と、教室で担任教師に叱責されました。
その後はますます食べられなくなり、やむを得ず残したものを、見えない場所にこっそり捨てに行ったこともありました。悲しい記憶です。
それから暫くの間、食事の席に着いてもほとんど食べられないことが続き、「食べられないこと」が怖くて喉が閉じてしまうことを、誰にも相談できませんでした。
仲良くしている相手に「食事に誘いづらい」と思われてしまうのは嫌でしたし、こんなことで悩んでいる自分は「精神的に弱い人間」だと思っていました。
大きくなってからは、慣れている人とであれば食べられることが増えましたが、食べられないときは何とか適当に理由をつけて、ごまかしていました。
「皆ができていることができない自分」へのストレスは相当なものでした。
一歩の勇気
そんな私に転機が訪れたのは、一昨年の夏。
以前の会社の上司と食事に行って、定食を半分も食べられなかった時のことでした。
食事代をお支払いしてくださった上司に、少し驚いた顔で「少食やなぁ」と言われ、何も返すことができない自分が情けなくて、限界だと思いました。
ささいなことも話し合えて、とても良くしていただいている上司との食事で、こんなに苦しまないといけない理由がわかりませんでした。
その日の夜に、とても冷静に、母親にすべてを話したことを覚えています。
その後受診した病院で、世の中に同じような悩みを抱えている方がたくさんいることを知りました。
この症状と、もしかしたら一生付き合っていかないといけないかもしれない。
そう分かったときの私の気持ちは、どこか晴れやかでした。
「上手くいかないことに、原因があって良かった」と思いました。
「伝えよう」「病院へ行こう」と踏み出した一歩が、すべてを変えてくれたのです。
見えない生きづらさを抱えて
少し重たいお話になってしまって、すみません。
それからは少しずつ、色々な人に病名や症状を伝えています。
加えて、以前よりも本音を交えて色々な話をするようになりました。
不安を抱えやすい私にとって、相手の「大丈夫」という言葉が、大きな安心になることがわかったからです。
「食べられないかも」と一言伝えて、相手の快い返事を聞くだけで、ぺろりと食べられることがあるので、人間って不思議なものです。
自分を理解してくれる相手に、自分が理解できない自分の性格や特性を教えてもらうことって、たくさんあると思います。
私にとってコミュニケーションがそうであるように、ひとりひとりに、自分らしく生きるために最適な方法があると信じています。
自分を知る
最後になりましたが、生きづらさやストレスを感じることは、決して自分の弱さではありません。「何とかやっていこう」とする気持ちがあるからこそ、感じるものだと思います。
生きづらいと感じたとき、まずは、頑張っている自分を褒めてあげてください。
そのためには、自分を知ること!
🤔 自分にはどんなところがあって
🤔 何が好きで、何が嫌いで
🤔 何を大切にしていて、どんなことに心揺れるのか
エンカレッジは、今まで知らなかった自分や、なりたい自分を見つけられる場所でありたいと願い、スタッフ一丸となって、皆様の就職活動を応援しています。
皆様が、本当の自分を生きることができるように、私も精進してまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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