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面接対策(6)~緊張・焦り編~

面接を受けた方に感想を尋ねると、
「緊張してあまり話せなかった」「焦って早口になった」「頭が真っ白になった」
という答えが返ってくることが多いです。

面接では、独特の空気がある、相手の会社で行われる、自分が評価される、
自分の人生に影響を与えるなど、緊張に繋がる要素が多くあります。
そして、緊張のためにうまく話せなかった、言葉に詰まってしまったという経験のある方も多いのではないでしょうか。

特に、コミュニケーションに関連する障害特性のある方の中には、
面接に対する苦手意識から、緊張される方も少なくありません。


では、緊張にどのように対応していけばいいのでしょうか。


最も大切なのは、「面接練習を積む」ことです。
模擬面接の重要性は何度も強調していますが、緊張に対してもいい影響を与えます。

面接という独特のコミュニケーション形式に慣れることで、本番で感じる緊張が減っていきます。
また、面接中に「失敗した」と感じると、緊張感が増したり、頭が真っ白になったりする方が多いです。
模擬面接を繰り返すことで「失敗」を減らしていくことができますので、
面接中に強い緊張を感じるシーンが少なくなります。

このように模擬面接を積むことは緊張を減らすことに繋がります。

しかし、それでも本番の面接で緊張してしまうことはあります。
そんなときはどうしたらいいのでしょうか。今回は3つのテクニックを紹介します。

(1)緊張して当たり前と考える
(2)「緊張している」とただ感じる
(3)話を一時的に止める

以下で説明します。

面接の緊張に効く3つのテクニック


(1)緊張して当たり前と考える
先ほども申しましたが、本番の面接では緊張を感じる要素が多くあります。

そこで、緊張を感じているのは、私だけではないと考えてください。
他の多くの応募者の方も緊張を感じているでしょう。
集団面接で「私だけ緊張している」と見えても、
面接後に他の応募者の方に聞くとガチガチに緊張していたということはよくあります。

一方で、面接官側も応募者が緊張しているということを理解しています。
企業・職種によって異なりますが、緊張をマイナス要素と捉えていない会社も多いです。

他の応募者も緊張しており、面接官も緊張を理解しています。
それほど、緊張することは当たり前のことであり、
緊張している=即マイナス評価と考える必要はありません。


(2)「緊張している」とただ感じる
強い緊張を感じると、パニックになり他のことを考えられなくなったり、
逆に「落ち着かないといけない」などとますます焦ったりすることがあります。

どちらのケースも自分の心の状態に意識が向き、
冷静に考えられなくなっています。
そして更なる悪循環におちいっていきます。

そんな時「今、緊張しているな」「今、頭が真っ白になっている」と
ただ感じてみてください。
自分の心の状態を客観的に見られるようになります。
すると、パニックや焦りから、一旦冷静になることができます。

ポイントは「緊張しているからヤバイ」「頭が真っ白になっている、どうしよう?」
などの価値判断を挟まないことです。価値判断を挟むと焦りにつながります。
ただ自分の状況を感じ、認めてあげてください。

パニック状態の脳が急に落ち着くこともよくあります。


(3)話を一時的に止める
面接官からの質問に答える段階で、答えに詰まることがあります。
言おうとしていたことを忘れた、面接官からの質問にどう答えていいか
わからないなどのケースで特に多いようです。

そんなときにどうすればいいのか。
なんとか答えようと頑張ると、緊張と焦りが高まり、ますます答えられなり、
おかしな返答になることが多いように思われます。

そんなときは、面接官の方に「少し考えさせてください」と言ってみてください。
基本的に待っていただけます。
「待ってもらう」という行為だけで落とされることはほとんどないでしょう。

待ってもらっている間に、頭を落ち着けて、自分の伝えたい内容を
整理してから答えましょう。


緊張・焦りは面接を受ける上で避けられません。

練習をして緊張・焦りを減らしていくことが正攻法ですが、
それでも本番で強い緊張を感じることがあるでしょう。

そんなとき、ここで取り上げたポイントを活用してみてください。

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かめたーとる

かめたーとる かめたーとる ADHD(注意・欠陥多動性障害)の診断を受けた当事者。大学卒業後、金融機関を経てベンチャー企業に出向。そこで不適応を起こして逃げるようにフリーランスに。小・中学生対象の塾講師を経て、現在は様々な大学でキャリア教育、就職活動支援の講師をメインに仕事行なっている。特性上、数々の失敗体験、不適応体験を持つ。発達障害者の就労、ADHDの特性の記事などを担当するはずが、思いつくままに記事を書いている。